問題行動の解決策

しつけの悩みで多いのが、無駄吠えと噛み癖です。どちらも、何か原因があっての行動ですから、飼い主はまず、犬がどのような状況のときに無駄吠えや噛み癖があるのかじっくり観察してみて下さい。

<無駄吠え>
犬が吠える原因は、大きく分けて3つあります。

  • 遊んで欲しい
    犬が構って欲しいと主張して吠える場合です。遊んであげること自体は問題ないのですが、犬の要求が常に通ってしまうと、次第に犬のほうが飼い主より優位な立場にあると勘違いしてしまいます。このようなときは、無視して下さい。ただし、飼い主が無視しても、周りの人が犬の相手をしていては効果がありません。犬のためだと思って、家族で協力して無視するようにして下さい。
  • なわばり意識が強い
    なわばり意識が強すぎる犬は、主従関係が逆転していることも考えられます。自分がリーダーだと勘違いしているので、なわばりを守ろうと必死に吠えているのです。リーダーウォークなど、簡単な服従訓練をして直していきましょう。犬の社会では、リーダーになり群れを統率するか、リーダーに従い協力するかの二択しかありません。群れのリーダーになると精神的な負担が大きく、短命になるといわれています。人間社会で暮らすのに、犬がリーダーになる必要はありません。飼い主がリーダーとなり、犬を守ってあげることが、犬にとっても幸せなことです。主従関係を築くことは犬にとっても安心して暮らせる条件だと思ってください。
  • 神経質
    子犬の頃に、音や人間に触れていなかったために、臆病になり吠えてしまう場合です。社会化の訓練をして恐怖心を取り除きます。外に出して、いろいろな音を聞いたり、飼い主以外の人間に触られたりすることで、人間社会に慣れさせます。また、音に敏感になっている場合は、ハウスを静かなところに移動したり環境を変えるか、テレビを見せたりして音に慣れさせます。

<噛み癖>
子犬の頃に見られる「甘噛み」と呼ばれる噛み癖があります。本来、母犬や子犬とじゃれ合って噛んでいくうちに、加減を覚えていき、成長と共になくなっていくものです。ですが、生後6ヶ月を過ぎても止めない場合は、飼い主が矯正していく必要があります。

やり方は、まず犬と遊んであげて運動欲を満たせてあげます。なぜなら、運動不足によるストレスが原因で噛むことがあったり、疲労感があったほうが訓練しやすいためです。訓練は、簡単な服従訓練を行うといいでしょう。犬の体を拘束し、腹ばいにさせてから、犬の弱点である口元やしっぽ、足先などを触っていきます。嫌がっても無視し、しばらくしたら開放してあげます。成犬になるまで、定期的に行います。

甘噛みが始まったら、ペットボトルや空き缶に小石などを入れたもを『ノー・駄目』と言いながら落としたり、投げたりし、大きな音をだすのも効果的です。(犬にはぶつけないようにしてください)
噛み癖は、一度や二度では治りませんので気長に、そして諦めずに、何度も同じことを繰り返し教えましょう。

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